灰と幻想のグリムガル考察ー義勇兵はなぜ召喚されるのかー
みなさんこんにちは、遊星です。
グリムガルを読んでいて、常に感じていること。それは、
義勇兵はなぜ召喚されるのか
ということ。なんか知らないけど偶発的に召喚されてるんじゃない?みたいに考えるときもあるけど、どうもそうは思えないっていうか。
というのも、あまりにも召喚されるのに「慣れてる」っていうかね。誰が慣れてるかって言えば、アラバキア王国の人間達なんだけど。
普通さ、入口も出口もない塔に人間が突然「現れたら」、当人たちじゃなくても驚くでしょう。でもそれがない。
門番のような人たち(おそらくアラバキア正規軍だろうけど)はいかにも普通に、ヒヨムーが来るのを待っている。
ヒヨムーとかブリちゃんはおそらく、義勇兵寄りの人たちだから、アラバキアとは関係ないのだろうけど、義勇兵となって人間族の勢力確保に至るまでの流れが出来上がりすぎている気がする。
こうなると、
誰かが意図的に召喚しているのではないか
と考えてしまう。人間族の勢力がヤバイから、召喚の魔法のようなもので異世界から召喚。それを義勇兵にしてやろうぜ、みたいな。そんな流れ。
いずれにせよ、暁連隊の大目的である「元の世界に帰る」を達成するには、なぜ召喚されるのか、という問いの答えを見つける必要はありそう。
そこに誰が絡んでいるのか、はたまた誰も絡んでいないのか、それはまだわからない。
だが、これだけは言える。
「月が赤いなんて、やっぱりおかしい」
ハルヒロたちが元の世界に戻れる日は、来るのだろうか。